翻訳テクノロジーあれこれ

翻訳生産性向上について思いつくままに書いています

eトランステクノロジー講座を開講

翻訳者のためのITスキルを養成する「eトランステクノロジー講座」がようやく完成した。

2000年に「翻訳ソフト超入門」を開講して以来、何度も改訂版を制作してきたが、昨年、ほぼ1年をかけて全面改定を行った。

その結果、基礎を学ぶ「翻訳者のための eトランステクノロジー入門」と、応用編の「eトランステクノロジー活用(OmegaT編)」の2講座に分けて受講しやすくした。

応用編で取り上げたOmegaTは、すでに10年前に講座化したが、昨年OmegaTを検討した際に、UIは昔とほぼ同じで、細かいところが改善されていて、このツールはこの先もずっと使い続けることができる優れたものだと実感した。

ぜひ、一人でも多くの翻訳者・翻訳学習者に使ってもらいたいと思う。

 

www.babel-edu.jp

何年ぶりかなーブログの開設

武漢ウイルスのせいで、1年以上も引きこもりを余儀なくされている割には、結構楽しい日々を送ってきたなと思う。

いろんなセミナーがオンライン開催になったので、これまで参加できなかったセミナーにどんどん参加したり、ずいぶんとため込んできた書籍の山に少しずつ取り組んだり。

バードウオッチングや俳句の吟行はできないけれど、これまでできなかった新しいことを始めたりしている。

ブログも、もう何年も投稿していなかったが、またやってみるかという気持ちになった。

毎日の日課は、英語の小説とその翻訳を、対訳でノートに書き写すことだ。

今は、年初めから、Ross Macdnald の The Wycherly Woman(「ウィチャリー家の女」小笠原豊樹訳)を筆記し始めて、ようやく半分を超えた。

原書は、すでに1983年に読んでいたのだが、内容を全く思い出せなくなっていた。はたして、英文が読めていたのか。当時の英語力は確実に現在より数段劣っていたから。

対訳でじっくり読むと、実に思い白い小説だ。